アルムの書斎

【ざっくり世界史解説】

chapter0

〜学問の起源は、
世界史から〜

ざっくり世界史解説

どうも、アルムです。

ということで、今回から新たに「ざっくり世界史解説」というのを始めてみたいと思います。以前紹介したマット・リドレーさんの著書『繁栄』という書籍に感銘を受けまして、改めて世界の歴史を学び直してみようじゃないかという気になりました。

今回はその前座ということで、「chapter0 ~世界史から、学問の起源を知る~」と題して、なぜ世界史を解説したいと思ったか、これまでの世界史が分かりにくいのはどうしてかということと、今後どういう解説の流れをしていくか。これについて今回は伝えたいと思います。

解説をするにあたり参考にさせていただいた書籍が、「ムンディー先生」こと山崎圭一さんの著書『一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書』になります。

なぜ世界史を伝えたいか

まずは、なぜ世界史を解説したいと思ったかについてですが、大きく二つあります。冒頭でも少し話した通り、以前紹介した『繁栄』という書籍をキッカケに、人類の歴史にメチャクチャ興味が湧きまして、改めて世界史を学び直してみることで、現代の人類が抱えてるたくさんの課題、それは国内外問わずですけど、これを考えるキッカケになると思ったからです。

じゃあ「課題」ってどういうものがあるかなと僕なりに考えてみたんですが、例えば「今の政治システムが良いか悪いか」という話ですね。結構ざっくりしてるじゃないですか。資本主義が良いのか悪いのか?っていう話だったり、共産主義がいい社会の構造なのかどうかという話だったり、民主主義って今のままでいのかっていう話だったり。

そういうものって結構漠然としてて、友達同士で話すことって滅多にないと思うんですよね。逆に話してたらすごいと思うんですけど(笑)。かなり意識高いなと思いますね。まあ中々そういう話ってしないじゃないですか。僕もしないんですよね全然。「資本主義っていきなり言われても、漠然としてるしなあ。」というふうに、やっぱり分かんないところ皆さんあると思うんですね。ただやっぱり、全部分かんなくてもいいから自分なりに意見を持って人と話をしてみるっていうのは割と重要なのかなとは思ってるんですよ。

まだまだ分からないことはありつつ、「でも自分はこう思うんだ。どう思う?」っていうのを人と意見を交わしながら自分の考えを深めていくっていうのは凄く大事なことだと思うんですね。
この記事を書いてるのは2021年の11月で、ちょうど衆議院選挙が終わったばかりですけど、やっぱり選挙に行く行かないの話が話題になるぐらい政治に関心がない。経済の仕組みに関心がない人っていうのが凄く多い、のが現状なんですよね。

僕もビックリしたんですよ。youtube見てたら芸能人の方達が「選挙に行こう。」っていう動画を出してて、「こういう動画を出さなきゃいけなくなるぐらい政治に関心ないんだあ。。。」と思って、ビックリしましたね。僕も最初から政治に関心があったわけではないんですけど、高校卒業してから色々活動していく中で、「もっと社会ってこうあったほうがいいよな」とか、「こんな政策とってほしいな」っていうのは考えたりするので、選挙はずっと参加してきたし、どういう政治家を選ぶかとか、もちろん全然わかんないこともあるんですが、自分なりに今出せる最大の判断でもって投票するっていうのは大事だと思ってずっと続けてきたんですけど、その投票率がやたら少ないことが結構ビックリしました。なのでそういうところも含めて、政治が分からないのは過去の歴史の背景を知らない分かってないから、今の政治家は掲げてる政策だったりとか、あるいはそれに対立する意見とか、どっちを選択したほうがより適切なのか?。これからの社会を築いていく上でどういう選択をしたほうがより良い生活が送れるのか?っていうのを、本当はみんな考えたいんだけどバックグラウンドの知識がないから語ろうにも語れない。これが現状なんじゃないかと思うんですよね。

僕もそうです。分かってないこと沢山あるし、それなりに意見は持つけどやっぱり分からないものは分かりません。こういったことを少しでも解消するためにも、世界史を話すことでみなさんに考えるキッカケを持ってほしいし、「政治」って聞くから少し分かりにくい印象を持つかもしれないんですけど、要は社会のあり方ですね。社会がもっとこうあってほしいなという議論がもっとされてもいいんじゃないかなと思うので、まずはそのキッカケとして、世界史を解説することには意義があるんじゃなのかというふうに思います。

もう一つの理由は、人間の行動原理を知ることができるということ。あまりピンとこないかも知ませんね。というのも、改めて世界史を学んでみると、学校の教科書から学んでいた世界史と書店で売られている書籍から学ぶ世界史って、教え方が全然違うんですね。なので世界史の理解や印象も全く変わります。

「こういうのもっと教えてほしかった」なんていうこともたくさんあったし、教科書だけでは見えてこなかった世界の歴史がすごく分かります。なので、世界史と一口に言っても教え方一つ違うだけで全く理解度や印象を変えるんだな、ということに気づいて、世界史というと皆さん割と「暗記する科目」だと思いがちだと思うんですけど、実はそうじゃないんだよっていうことをこの配信を通じて伝えたいなと思いました。

その上で、じゃあなぜ人間の行動原理を世界史から知れるか、ということなんですが、これは人間個人の行動原理ですね。例えば「なぜここで争わなければいけなかったのか?」とか、「何であの偉い人はここで嘘をついたのか?」とか、「なぜそこで失敗したのか?。こんだけ今まで失敗してきた歴史があるのに何で同じ失敗を繰り返すのか?」。逆に「なぜここで政治の仕組みが変わって、安定した時代が長く続いたのか?」。こう言ったことも世界史を見ると分かってきたりするんですよね。

人間がどういう行動をしてその結果に至ったのかは、違う角度で世界史を見てみることで理解でるんですよ。そういうところも含めて、世界史を自分なりに喋ってみることには意義があると思ったので、解説していこうと思います。

なぜ世界史は分かりにくい?

経緯についてはここまでにして、「じゃあ世界史が分かりにくいのは何でか?」というところを話したいと思います。

さっきもチラッと言ったんですが、教科書の構成と書店で売られる書籍の構成は全然違う印象を与えるというのがあります。教科書の構成だと、各地域、例えばヨーロッパはヨーロッパ、中東は中東、インドはインドっていうふうに、各地域での文化の歴史がそれぞれあるワケじゃないですか。そこは教科書でも当然教えてはいるんですが、教科書の構成だと各地域の歴史をごちゃ混ぜにして教えてるので、全体像が浮かんでこないんですよね。これは山崎さんの書籍の中でも書かれているんですが、各地域の歴史を何度も行ったり来たりしているものだから、世界全体がどういうふうな歴史で動いてきたかっていうのを中々教科書では把握しづらい所があるんですね。主語も常に変わっていくので、名称とか人物の名前は覚えられても、じゃあそれが一体何なのかとか、その出来事と人物の関係は何なのかみたいな、内容そのものが頭に入らないっていうことが起きちゃうので、どうしても暗記偏重型の世界史の授業になってしまうんですね。
逆に言えば、教え方一つ変わるだけでそれも変わるっていうのが今回書籍を読んでみて感じたことでもあります。なのでそれを今回紹介したいというふうに思います。

解説の流れ

ではどういう解説の流れにしていくかですが、とにかくみなさんに知っていただきたいのは、世界全体の歴史のストーリーを知ってもらうことです。所々出てくる事件や文化、人物の名前を覚えるというよりは、世界の各地域の歴史の流れ、そしてそれらの地域が一体化しながら現代の世界へと繋がる流れを知っていただけばと思います。

そして、ストーリーを重視する上でもう一つ工夫していること。それが、年号を使わないことです。山崎さんの書籍によると、年号というのは時代感を掴む上で重要ではあるけれども、ストーリー重視で全体像を把握しもらおうという時に、年号はむしろ雑音(ノイズ)になってしまう場合がある、ということを仰っているんですね。「〇〇年に〇〇が」、「〇〇年に誰々が」というように進めてしまうと、聞いている側は年号も一緒に覚えなきゃ、という感じになってしまうことがあるので、今回の解説ではあえて年号を使わずに解説していきたいと思います。年号が決して必要ないということではありません。あくまでもストーリー重視で解説をしようというときには省く、という話です。

まず人類の出現、文明の誕生を解説した後、ヨーロッパ、中東、インド、中国という四つの地域の地域史をそれぞれ解説していきます。ここを先に話すことによって各地域の個性を掴んでもらい、以降の歴史をより理解しやすくするための足掛かりとします。主語をなるべく固定するというのがストーリーを理解する上で重要なので、地域史を解説する際は、主役にしている地域以外は脇役として登場させます。例えばヨーロッパの地域史を解説しているときは、中東やインド、中国の地域は脇役として登場させるようにして、中東をメインにしているときは今度はヨーロッパを脇役に、という形で解説していきます。主語を固定しているので各地域の歴史がだいぶ分かりやすくなるはずです。その後、大航海時代をはじめとする「一体化する世界」ということで、ヨーロッパを中心にそれぞれの地域に住む人種の人々がさまざまな大陸を巡って、その土地の文化だったり、戦争を経験しながらどんどん世界と一体化していくっていう流れを解説していきたいと思います。

その後は革命の時代ですね。フランス革命を中心にヨーロッパ各地で起こる革命の運動、中東やインド、中国で起こる新しいムーブメントの解説をしていきます。

そして帝国主義ですね。影響力を持つ国々が世界各地で植民地どんどん取っていこうという話。自分達の国の支配権をさらに高めて領土を次々取り、そこに自分達の文化を浸透させて元々住んでいた原住民たちを支配下に置きながら資源や労働力を確保していく。そういった考え方に基づいて各国が戦争をしていく、というところを解説していきます。

また、ここでは主にヨーロッパでしたが、そことはまた別に、近代の中東やインド、中国なども解説していきます。中東はイスラム教が中心の国ですけど、そのイスラム教がどういう歴史を経て現在に至るまで勢力を拡大したのかっていう話だったり、インドはインドで仏教が中心の国ですけど、多民族、多言語が今でも大きな特徴ですよね。それになぜ至ったのかという話も近代のインドの歴史を紐解いていくと分かります。

そして中国ですね。今は共産党の一党独裁が続いている国ですけど、そこに至った経緯は何か?どういう歴史の流れがあって今の中国に近い形になったのか、というのもここで話していこうと思います。

最後は現代の世界です。第二次世界大戦が終わった後も冷戦が続いたりだとか、各地で独立運動が起きたりだとか。今もホットな話題ですけど、アフガニスタンでの紛争だったりとか、タリバン政権であるとか。中国共産党の一党独裁、ミャンマーのクーデターなど。こういった現在まで続く紛争につながるような世界の動きですね。第二次世界大戦以降の冷戦から今に至るまでをざっくり解説していこうと思います。

という感じで、四つの地域史、それらが一体化する世界史、、、という流れでこれから世界史は解説していきます。

また、今回の解説で取り上げていない地域がいくつかあります。アフリカ、東南アジア、朝鮮半島、そして日本ですね。これらの地域については今回の解説で取り上げることはしません。理由は、世界全体のストーリーを解説する上でこれらの地域は世界全体への影響力という意味でいうと割と後半に目立ってくる地域で、それ以前の歴史については世界史の上ではあまり登場する機会が少ないということがあるので、今回の解説において取り上げることはしません。ただ、これらの地域の歴史をいずれ解説していくことも意義があると思っているので、それについてはまた別の機会に譲ろうと思います。日本史もゆくゆくはまとめて紹介していきたいんでね。今回の世界史の解説においてはこれらの地域について特に取り上げることはしないというのを予め断っておきたいと思います。

とにかく今回の解説はストーリー重視です。所々の事件とかちょっとした文化の変化、それから世界史全体に影響は与えないけど文化に大きい影響を与えた人物とか、そういう人たちについてもここでは省略しようと思います。理由は先程と一緒です。

解説の流れについてはこんなところですが、世界史の解説そのものはこれから何度もしていこうと思っています。今回の解説が終わった後も、また違う形で世界史の解説は何度も続けていくつもりです。やっぱり今後研究とかテクノロジーが進むと新しい歴史の発見が公開されるっていうことがあります。その度に歴史の認識をあらためていかなければいけないと僕も思っているので、今回の解説はあくまで世界史学ぶ一つのキッカケづくりということで、みなさんもその認識でいてくれればと思います。

ということで、「chapter0 世界史解説のプロローグ」。今回は以上になります。

次回からの解説をお楽しみに。それではまた。

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